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 昭和62年版 犯罪白書 第3編/第1章/第1節/4 

4 虞犯少年

 警察では,少年の喫煙,飲酒,喧嘩,その他自己又は他人の徳性な害する不良行為を補導の対象としており,これらのうち,虞犯と認められる少年は,家庭裁判所に送致又は児童相談所に通告される。III-6表は,最近3年間に全国の家庭裁判所が処理した虞犯少年の終局処理人員を示したものである。昭和60年の虞犯少年は2,818人で,その内容を見ると,家出が1,476人(52.4%)で最も多く,以下,交友不良371人(13.2%),不純異性交遊278人(9.9%),怠学121人(4.3%),夜遊び74人(2.6%),不健全娯楽60人(2.1%)などとなっている。

III-6表 虞犯の態様別終局処理人員構成比(昭和58年〜60年)