第7節 過激派集団の犯罪
1 概 説 過激派各派は,昭和61年においては,その前半で天皇陛下御在位60年記念式典・東京サミット反対を,同年後半では国鉄の分割・民営化反対及び新東京国際空港第二期工事阻止をそれぞれ呼号し,悪質ないわゆるゲリラ,テロ等の違法行為を繰り返したが,その中でも,中核派,革労協狭間派,戦旗・共産同(荒派)の3派は,戦果を競い合う形で,高度な技術による時限式発火装置あるいは発射装置を用いたゲリラ事犯を敢行した。また,同年においては,中核派と革マル派の内ゲバにより,2人が死亡している。
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