III-7表は,最近3年間における覚せい剤事犯少年の学職別検挙人員を見たものである。昭和60年における検挙人員の総数は2,062人で,前年より490人(19.2%)減少している。学職別では,無職少年が64.0%,有職少年が30.0%,学生・生徒が6.1%となっている。男女別で見ると,総数では男子が57.0%と多いが,学生・生徒においては女子が男子を上回っており,特に中学生では男子の5倍以上となっているのが注目される。
III-8表は,最近5年間におけるシンナー等濫用少年の学職別検挙人員を見たものである。昭和60年における検挙人員の総数は4万3,713人で,前年より2,923人(6.3%)減少している。学職別に見ると,無職少年が36.1%で最も多く,次いで,学生・生徒の33.6%,有職少年の30.4%となっている。
III-4図 窃盗事犯少年の手口別構成比
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III-7表 覚せい剤事犯少年の学職別検挙人員
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III-8表 シンナー等濫用少年の学職別検挙人員
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III-9表 性非行で補導された女子少年の態様別人員
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