前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 昭和61年版 犯罪白書 第3編/第1章/第1節/2 

2 少年の交通犯罪

 交通関係業過により検挙される少年は,昭和53年以降おおむね増加傾向にあり,60年には,前年に比べ1,244人(2.4%)増の5万3,956人となっている。60年における少年の道路交通法違反事件は193万8,980件で,前年に比べ2万6,366件(1.4%)の増加となっている。道路交通法違反は,反則(告知)事件として処理されるものが大部分を占めており,その数は158万8,011件(81.9%)となっている。また,少年の道路交通法違反を態様別に見ると,最高速度違反(20.6%),定員外乗車(10.4%),免許証不携帯(9.4%),通行禁止違反(8.9%),一時停止違反(8.8%),駐停車違反(6.5%),無免許運転(5.8%)などが目立っている。