I-28表は,最近5年間における交通関係業過事件の検挙人員を,罪名別に見たものである。昭和59年に減少した検挙総人員は,60年には前年より2万3,373人も増加している。業務上過失致死は155人の減少となっているが,業務上過失傷害が最近5年間における最高の2万3,629人の増加となっている。
交通事故に伴う犯罪のなかで,いわゆるひき逃げは,最も悪質なものの一つとされている。I-29表は,最近5年間におけるひき逃げ事件の認知件数及び検挙件数等を見たものである。昭和60年には,認知件数は前年より576件増加し,2万7,764件となり,検挙率は93.7%で前年より若干下降した。
I-28表 交通関係業過の検挙人員

I-29表 ひき逃げ事件の認知・検挙件数等
