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 昭和61年版 犯罪白書 第1編/第1章/第2節/1 

第2節 特別法犯の概況

1 概  説

 昭和60年における特別法犯の検察庁新規受理人員(検察庁間の移送,家庭裁判所からの送致及び再起の人員を含まない。)を罪名別に見ると,I-11表のとおりである。60年の新規受理人員総数は,245万8,954人で,前年より1万2,019人(0.5%)減少している。罪種別に前年と比較してみると,増加しているのは交通関係の9,939人(0.4%),保安関係の328人(2.4%)だけで,その他の罪種はすべて減少し,特に公職選挙法(7,781人,86.0%減),風俗関係(4,677人,24.2%減)の減少が大きい。覚せい剤取締法違反は前年に続いて減少し,外国人登録法違反は55年の8,946人から逐年減少し,60年には3,320人となっている。