交通関係業過により検挙される少年は，昭和53年以降漸増傾向にあったが，59年には，前年に比べて3,092人(5.5%)減の5万2,712人となっている。59年における少年の道路交通法違反事件は191万2,614件で，前年に比べ6万67件(3.2%)の増加となっている。道路交通法違反は，反則(告知)事件として処理されるものが大部分を占めており，156万3,193件(81.7%)となっている。また，少年の道路交通法違反を態様別に見ると，最高速度違反(20.0%)，定員外乗車(9.8%)，免許証不携帯(9.6%)，通行禁止違反(8.8%)，一時停止違反(8.5%)，無免許運転(5.9%)などの割合が大きい。