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 昭和59年版 犯罪白書 第4編/第1章/第1節/2 

2 少年の交通犯罪

 交通関係業過により検挙される少年は,昭和53年以降漸増傾向にあり,58年には,前年に比べて2,832人(5.3%)増の5万5,804人に達している。58年における少年の道路交通法違反事件は185万2,547件で,前年に比べ11万9,455件(6.9%)増加した。道路交通法違反は,反則(告知)事件で処理されるものが大部分を占めており,149万9,411件(80.9%)となっている。また,少年の道路交通法違反を態様別に見ると,最高速度違反(19.8%),免許証不携帯(9.8%),定員外乗車(9.4%),通行禁止違反(8.7%),一時停止違反(8.3%),無免許運転(6.2%)などの割合が大きい。