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2 裁 判 II-66表は,昭和53年以降の5年間に,地方裁判所及び簡易裁判所が公判の裁判手続によって処理した高齢者の刑法犯有罪人員を,総数と対比して見たものである。有罪人員は,53年を100とする指数で見ると,総数では,55年まで低下して92となり,以後やや上昇して57年に94となっているのに対し,高齢者では,横ばいないし上昇をたどって57年には110となっている。これを性別に見ると,男子の高齢者数の伸びが目立つ。次に,高齢者比について性別に見ると,男子は,53年の1.5から57年の1,8へ上昇しているが,女子は,同期間に起伏を示しながら2.8から2.4へ下降している。
II-65表 高齢者の性別,初犯・再犯別,罪名別起訴猶予率(昭和54年〜58年) II-66表 高齢者の第一審公判事件における刑法犯有罪人員(昭和53年〜57年) |