1 窃盗の増加 増加を続ける少年非行のなかで,昭和56年における窃盗の検挙人員(触法少年を除く。以下同じ。)は13万9,347人(前年に比べ10.4%増)に達し,交通関係業過を除く少年刑法犯検挙人員の75.4%と圧倒的多数を占めている。 III-13表は,昭和47年及び最近3年間における窃盗検挙少年の手口別構成比を見たものである。56年においては,万引きが39.6%で最も多く,次いでオートバイ盗が19.6%であり,これら両手口の占める比率は,毎年上昇している。 III-14表は,最近5年間における窃盗検挙少年の犯行動機別構成比を見たものである。昭和56年においては,「利欲」が61.8%,「遊び」が30.2%,「困窮・生活苦」が0.8%を占めており,5年間の推移を見ると,「遊び」の比率が著しく上昇している。
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