8 新受刑者中の暴力組織加入者の状況 新受刑者中に占める暴力団関係受刑者(暴力組織に加入している受刑者をいう。)の比率は,II-38表のとおりである。昭和56年における暴力団関係受刑者は,新受刑者総数の24.5%に当たる7,424人となっており,このうち,特に,幹部の占める比率が近年増加し,56年では29.8%となっている。これらの受刑者による犯罪については,覚せい剤取締法違反が最も多く,2,747人(総数の37.0%)に上り,次いで,傷害1,012人,恐喝690人,窃盗572人,暴力行為等処罰法違反495人の順となっている。また,暴力団関係新受刑者のうち,再入者は,70.9%(5,266人)を占めている。
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