前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 昭和57年版 犯罪白書 第2編 /第3章/第1節/5 

5 新受刑者の刑名・刑期

 II-33表は,新受刑者の刑名・刑期別人員及び構成比を見たものである。昭和56年は,懲役が2万9,831人(98.3%),禁錮が489人(1.6%),拘留が15人,死刑の執行を受けた者が1人となっている。前年に比べ,懲役は2,028人増加しているが,禁錮については,46年の2,982人(新受刑者総数の11.0%)を頂点にその後は逐年減少し,56年では73人の減少となっている。刑期別構成比では,懲役,禁錮共に,刑期6月を超え1年以下の者の占める比率が最も高く,56年には,それぞれの総数の34.4%,59.9%を占めている。これを刑期1年以下の者について見ると,懲役は49.4%,禁錮は82.2%となっている。

II-34表 初入受刑者の執行猶予歴・保護処分歴別人員構成比(昭和55年,56年)