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 昭和55年版 犯罪白書 第3編/第2章/第4節/1 

1 少年新受刑者の動向

 詔和54年中に入所した少年受刑者(裁判時20歳未満の者をいい,入所時に20歳を超えている者を含む。以下本節において同じ。)は124人で,うち入所時20歳未満の者は98人であり,54年末現在収容中の少年受刑者は80人である。新入所及び年末現在の各少年受刑者の数は,いずれも44年以降減少を続けていたが,新入所の少年受刑者数のみは,前年に比べて14人増加している。

III-56表 少年新受刑者の罪名別人員(昭和52年〜54年)

III-57表 少年新受刑者の刑名・刑期別人員

III-58表 少年新受刑者中初入者の保護処分歴人員

 少年新受刑者の罪名別人員は,III-56表のとおりであるが,昭和54年は,前年に比較すると,強盗,恐喝,業過,覚せい剤取締法違反などが増加している。
 刑名・刑期別人員については,III-57表のとおりで,昭和54年は,懲役については半数以上が2年以下で,禁錮については3年を超えるものはない。
 少年新受刑者中初入者の保護処分歴については,III-58表のとおりで,保護処分歴なしの者の占める比率が逐年高くなり,昭和54年では64.8%となっている。