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 昭和55年版 犯罪白書 第2編/第3章/第1節/2 

2 新受刑者の性別・年齢・国籍

 昭和54年における新受刑者の性別・年齢層別の比率は,II-30表のとおりである。男子の2万8,239人に対して,女子は847人で,新受刑者総数に占める女子の比率は2.9%であるが,入所人員では前年よりも140人増加しており,女子の人員及び総数に対する比率は,過去10年間において最高の値となっている。
 新受刑者の年齢層を見ると,昭和21年から51年までは,20歳代の者の占める比率が最も高く,特に40年までは,新受刑者総数の50%以上がこの年齢層の者によって占められていたが,52年以降は,20歳代に代わって30歳代の新受刑者が最も多くなり,54年では,30歳代が全体の40.8%を占めるに至った。
 新受刑者を国籍別に見ると,II-31表のとおりである。昭和54年における外国籍を有する受刑者は965人であり,新受刑者総数の3.3%に当たるが,この比率は,過去10年間,大きな変化は見られない。

II-31表 新受刑者の国籍別人員