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 昭和55年版 犯罪白書 第1編/第3章/第4節/2 

2 業過犯歴保有者の他罪種犯歴保有状況

 I-88表は,業過犯歴保有者の他罪種犯歴の保有状況を示したものである。ここでは,業過犯歴のみの者を除外し,業過犯歴保有数別に他罪種犯歴の保有状況を見たものである。業過犯歴保有者で他罪種犯歴を保有する者(以下,「混合型」という。)は,3万7,204人で,その保有する他罪種犯歴総数は6万5,630犯となっている。平均他罪種犯歴保有数は1.8犯である。全体で見ると,混合型の保有する他罪種犯歴数の内訳は,凶悪犯939犯(1.4%),粗暴犯2万2,929犯(34.9%),財産犯1万2,897犯(19.7%),性犯罪1,566犯(2.4%),薬物犯罪2,150犯(3.3%),風俗犯1,307犯(2.0%),その他2万3,842犯(36.3%)となっており,粗暴犯歴の比率が最も高く,財産犯がこれに続いている。これを混合型の業過1犯者について見ると,人員2万7,380人の有する他罪種保有犯歴数は4万7,186犯で,粗暴犯が1万5,991犯(33.9%),財産犯が9,339犯(19.8%)となっている。業過2犯以上の者についても,その保有する他罪種犯歴中,粗暴犯の占める比率は高く,また,業過犯歴保有数が増加するに従って粗暴犯の占める比率が上昇している。

1-88表 業過犯歴保有数別他罪種犯歴保有分布