最近5年間における道交違反を除く女性特別法犯の警察における送致人員の推移を示すと，III-95表のとおりである。昭和51年の送致人員総数は，前年に比べて8,262人減少して，2万392人となっている。罪名別に51年の送致人員を47年と比べると，毒物及び劇物取締法違反と覚せい剤取締法違反が大幅に増加していることが注目される。

III-95表　特別法犯女性送致人員(昭和47年〜51年)

　昭和51年における構成比を見ると，風俗営業等取締法，売春防止法の各違反が高い割合を占めているが，毒物及び劇物取締法と覚せい剤取締法の各違反の構成比も相当高いと言える。