前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 昭和52年版 犯罪白書  

凡  例
I 用字・用語
 1 一般的用字・用語の準拠
  本書の用字・用語は,特殊用語,専門用語及び一部の熟語を除き,「当用漢字表」(昭和21年内閣告示第32号),「当用漢字音訓表」(昭和48年内閣告示第1号)及び「送り仮名の付け方」 (昭和48年内閣告示第2号)に従っている。
 2 用語の定義
 (1)「業過」・・・業務上過失致死傷及び重過失致死傷をいう。
 (2)「暴力行為等処罰法」・・・暴力行為等処罰に関する法律をいう。
 (3)「銃刀法」・・・銃砲刀剣類所持等取締法をいう。
 (4)「道交違反」・・・道路交通法及び自動車の保管場所の確保等に関する法律の各違反をいう。
 (5)「暴力行為等処罰法違反等」・・・爆発物取締罰則,決闘罪に関する件及び暴力行為等処罰に関する法律の各違反をいう。昭和50年版以前の犯罪白書において「準刑法犯」とされていたものに同じ。
 (6)「財産犯」・・・窃盗,詐欺,横領,背任及び賍物関係犯罪をいう。
 (7)「凶悪犯」・・・殺人(自殺関与を含む。),強盗・同致死傷及び強盗強姦・同致死をいう。
 (8)「粗暴犯」・・・暴行,傷害・同致死,脅迫,恐喝及び兇器準備集合をいう。
 (9)「性犯罪」・・・強姦・同致死傷,強制わいせつ・同致死傷,公然わいせつ及びわいせつ文書頒布等をいう。
 (10)「過失犯」・・・過失致死傷,業務上(重)過失致死傷,失火及び業務上(重過失)失火をいう。
 (11)「刑法犯」・・・原則として,刑法及び次の特別法に規定する罪をいう。
  [1]爆発物取締罰則 [2]決闘罪に関する件 [3]暴力行為等処罰に関する法律 [4]盗犯等の防止及び処分に関する法律
 (12)「特別法犯」・・・上記(11)の「刑法犯」以外の罪をいう。
 (13)「有責人口」・・・満14歳以上の人口をいう。
II 資料源
 1 資料の種類
  統計,図表その他の計数資料は,特に法務省の刑事,矯正,保護の各局から提供を受けたもののほか,下記の官庁統計により,更に,一部は,関係諸機関の調査等に基づくものである。
   警察庁の統計(警察庁刑事局)
   検察統計年報(法務大臣官房司法法制調査部)
   司法統計年報(最高裁判所事務総局)
   矯正統計年報(法務大臣官房司法法制調査部)
   保護統計年報(法務大臣官房司法法制調査部)
 〔注〕
 (1)警察庁の統計は,昭和38年までは,「犯罪統計書」という名称であったが,39年以降は「昭和○○年の犯罪」と改題されているので,本書では,これらを一括して,「警察庁の統計」と呼ぶ。
 (2)昭和47年分以降については,特に注記のない限り,復帰後(昭和47年5月15日以降)の沖縄県該当分の数を含む。
 2 資料の範囲
  統計資料は,原則として,昭和52年7月1日までに入手し得た範囲内で,昭和51年分までを集録している。
  昭和50年の司法統計年報(刑事編)及び昭和51年のその他の統計については,本書の原稿作成時には,まだ正規の統計書が刊行されていなかったので,警察庁の統計は,警察庁刑事局の犯罪統計便覧により,検察,司法,矯正及び保護の統計は,各統計年報資料によっている。
 3 出所の表示
  本書の図表に利用した統計類は,それぞれ,図又は表の下部にその出所を注記している。
III 図表の表示方法
 1 図表番号
  図又は表の番号は,各編ごとに更新し,それぞれ,編のローマ数字の後に一連番号を付して表示している(例えば,III-3表は,第3編の第3表を示す。)。
 2 計数処理方法
  統計図表中の比率,指数等は,それぞれ,四捨五入している。したがって,その和が100にならない場合がある。また,本文中の構成比の和は,統計図表中に表示された構成比の単純加算によっているので,実数を加算して算出した構成比と一致しない場合がある。
 3 数字の表示
  表中の数字は,特殊な場合,次の約束によって表示している。
 (1) 「−」・・・該当数が0とき
 (2) 「0」・・・該当数が0の場合の比率又は四捨五入して1にならない指数
 (3) 「0.0」・・・四捨五入して0.1にならない比率
 (4) 「・・・」・・・資料のないとき又は非該当のとき