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 昭和50年版 犯罪白書 第2編/第5章/第2節/5 

5 暴力組織加入者

 新受刑者中の暴力組織加入者の人員及び構成比を見ると,人員では,昭和44年を起点として異常な増加を見せており,47年以降は,毎年5,000人を超えている(II-110表)。これに伴って,構成比は年々上昇し,49年では,前年に引き続き,新受刑者の2割近くに達している。矯正の場においては,このような増大の傾向にある暴力組織加入者に対する処遇対策を充実強化することが当面の課題の一つとなっている。

II-110表 暴力組織加入新受刑者人員の推移(昭和44年〜49年)

 以上考察したように,受刑者数は減少してきているものの,その内容を見ると,殺人,強姦,傷害等の凶悪・粗暴犯罪者や刑期の短い受刑者の比率の増大,暴力組織加入者の増加が見られ,また,再入者などを含めて犯罪傾向の進んでいる者の比率が上昇の傾向を見せるなど,矯正処遇の実施は次第に困難なものになってきている。