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 昭和35年版 犯罪白書 第四編/第二章/五/2 

2 統計からみた一号観察の状況

 この観察は,犯罪少年,虞犯少年,触法少年のすべてにわたって行なわれるので,人数はもっとも多い。
 昭和二四年以降の毎年の新受事件と年間取扱事件の人員は,IV-62表のとおりで,新受事件は昭和三三年でも二〇,七六三人であるが,年間取扱件数は六五,四五九人という大きな数になっている。これは,一号観察の観察期間が最低二年という比較的に長い期間になっているためである。

IV-62表 一号観察新受人員と取扱総人員

 昭和三三年一二月末の一号観察現在員は四四,三一三人である。この数は,保護観察総人員八五,二八三人の五二パーセントにあたっている。