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 平成21年版 犯罪白書 第4編/第2章/第4節/3 

3 出院者

(1)出院状況・進路

 平成20年における出院者は,4,033人であり,このうち3,994人(99.0%)が仮退院である。同年における仮退院者の平均在院期間は,一般短期処遇で150日,特修短期処遇で83日,長期処遇で401日であった(矯正統計年報による。)。
 出院者の進路は,32.7%が就職決定,43.0%が就職希望,13.1%が進学希望,3.5%が中学校復学決定,3.2%が高等学校復学決定であり,2.9%が進路未定であった。また,出院者に占める就職・復学が決定した者の比率は39.4%(前年比0.4p減)であった(矯正統計年報による。)。

(2)帰住先

 平成20年における出院者の出院時引受人を見ると,実の両親である者は,26.6%(男子26.9%,女子23.8%)であり,前年より,男子で2.4p,女子で4.4p低下した。また,出院時引受人が実父である者は,男子で18.9%,女子で10.3%,実母である者は,男子で36.8%,女子で42.5%,実父義母である者は,男子で1.3%,女子で2.2%,義父実母である者は,男子で4.7%,女子で6.1%,更生保護施設・保護司である者は,男子で3.1%,女子で6.1%であった(矯正統計年報による。)。

(3)再入院等の状況

 出院者の再入院及び刑事施設入所状況については,第7編第2章第5節3項参照。