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 平成21年版 犯罪白書 第1編/第3章/第1節/3 

3 裁判所における処理状況

 平成20年に危険運転致死,同致傷,自動車運転過失致死傷・業過及び道交違反により通常第一審で懲役又は禁錮を言い渡された者について,これらの罪名ごとに,刑期別構成比を見ると,1-3-1-6図のとおりである。
 危険運転致死では,実刑に処せられた者の構成比は96.4%(27人)であり,5年を超える実刑に処せられた者も57.1%に及んでいる。同致傷でも,実刑に処せられた者の構成比は28.9%(69人)である(5年を超える実刑に処せられた者は1.3%)。他方,自動車運転過失致死傷・業過では,実刑に処せられた者の構成比は,9.7%であるが,道交違反では19.8%であった。

1-3-1-6図 危険運転致死傷等 通常第一審有罪人員(懲役・禁錮)の刑期別構成比

 平成20年に罰金に処せられた者は,自動車運転過失致死傷・業過(通常第一審で過失致死傷により罰金の言渡しを受けた者を含む。)では,6万3,475人(そのうち,通常第一審で罰金の言渡しを受けた者は156人)であり,道交違反では,34万5,199人(同382人)であった(司法統計年報による。)。