前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成20年版 犯罪白書 第3編/第3章/第2節/1 

第2節 取締状況

1 覚せい剤等の押収

 覚せい剤等の押収量(最近5年間)は,3-3-2-1表のとおりである。
 近年,MDMA等錠剤型合成麻薬の押収量の急増傾向が見られ,平成18年は減少したものの,19年は大幅に増えて,過去最多となり,覚せい剤,コカイン及び大麻の押収量も前年より増加した。
 平成19年における覚せい剤の大量押収事犯(一度に1キログラム以上を押収した場合(警察が押収したものに限る。)をいう。)の仕出地は,カナダ(154.2キログラム),香港(12.4キログラム),アラブ首長国連邦(9.2キログラム),中国(台湾及び香港を除く。)(4.9キログラム)等であった(警察庁刑事局の資料による。)。

3-3-2-1表 覚せい剤・麻薬・あへん・大麻の押収量