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 平成19年版 犯罪白書 第7編/第4章/第2節/4 

4 共犯関係

 殺人再犯者の初度・再度事犯別に,共犯関係の有無及び共犯者がいた場合における共犯者との関係別人員を見たのが,7-4-2-6図である。

7-4-2-6図 初度・再度事犯別の共犯関係別人員

 暴力団関係の有無を問わず,初度・再度事犯のいずれについても,「共犯なし」が最も多かった。初度事犯が単独犯であった者のうち,再度事犯についても単独犯であった者の比率は,暴力団非関係者が50人中49人の98.0%で,暴力団関係者が47人中40人の85.1%と極めて高かった。また,暴力団関係者においては,初度・再度事犯のいずれについても,暴力団員を共犯とする者が少なからずおり,初度事犯の共犯者が暴力団員であった者のうち,再度事犯についても共犯者が暴力団員であった者の比率は,16人中7人の43.8%であった。