前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成18年版 犯罪白書 第2編/第2章/第1節 

第1節 被疑事件の受理

 平成17年における検察庁新規受理人員の罪種別構成比は,2-2-1-1図のとおりである。
 平成17年の新規受理人員は,前年より4万2,703人減少した。刑法犯は,10年以降増加していたが,17年は前年より1万4,027人減少した。特別法犯は,減少傾向が続いており,17年も前年より2万8,676人減少した。
 刑法犯について見ると,一般刑法犯は,36万4,267人(前年比0.7%減)であり,罪名別では,わいせつ物頒布等(同56.6%増),通貨偽造(同12.3%増)の増加が目立つ一方,放火(同11.2%減),横領(遺失物等横領を含む。)(同10.4%減),強盗(同7.5%減),恐喝(同7.2%減)が減少した。交通関係業過は,89万2,302人(同1.2%減)であった。
 特別法犯について見ると,道交違反は74万8,818人(前年比4.4%減)であり,道交違反を除く特別法犯は11万5,764人(同4.9%増)であった。この中で,廃棄物処理法違反(同23.0%増),覚せい剤取締法違反(同12.8%増)の増加が目立っている(CD-ROM資料1-4及び2-1参照)。

2-2-1-1図 検察庁新規受理人員の罪種別構成比