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 平成11年版 犯罪白書 第1編/第1章/第2節/2 

2 粗暴犯

 最近10年間の傷害,暴行,脅迫及び恐喝の認知件数,検挙件数並びに検挙人員の推移は,I-5図のとおりである。
 平成10年には,前年と比べ,傷害は,認知件数が188件(1.0%)増加したものの,検挙件数が206件(1.3%),検挙人員が31人(0.1%),それぞれ減少し,暴行は,認知件数が113件(1.6%)増加したものの,検挙件数が239件(4.5%),検挙人員が607人(9.3%),それぞれ減少した。
 脅迫は,前年と比べ,認知件数が69件(6.6%),検挙件数が33件(3.5%),検挙人員が13人(1.3%),それぞれ減少した。一方,恐喝は,認知件数が953件(7.4%),検挙件数が154件(2.0%),検挙人員が165人(1.7%),それぞれ増加した。
 平成10年における罪種別の発生率は,傷害が15.4,暴行が5.8,脅迫が0.8,恐喝が11.0である。

I-5図 粗暴犯の認知件数・検挙件数・検挙人員の推移(平成元年〜10年)