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 昭和38年版 犯罪白書 第二編/第六章/四/4 

4 婦人補導院仮退院者

 婦人補導院仮退院による保護観察対象者はきわめて少なく,II-119表に示すように,昭和三六年には八六名を数えるにすぎない。その保護観察終了事由をみると,そのほとんどが期間満了で終了しており,また,所在不明のものも皆無であるが,婦人補導院仮退院者の保護観察期間はきわめて短く,保護観察期間一月以内の者が九三%にも達している事情を考慮に入れると,この統計によってその成績を判断するわけにはゆかない。

II-119表 婦人補導院仮退院者の状況(昭和32〜36年)