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 平成 4年版 犯罪白書 第4編/第4章/第2節/4 

4 女子少年の割合

 我が国における交通関係業過を除く,刑法犯及び薬物犯罪の女子検挙人員のうち少年が占める割合を見ると,昭和47年(1972年)に約25%であったものが上昇を続けて63年(1988年)には50%を超え,平成2年(1990年)には約55%に達している。女子犯罪全体の中で,少年の割合を押し上げているのは女子少年犯罪の81.2%を占める窃盗である。しかし罪名別に少年の割合を見ると,傷害,強盗が高く,それぞれ少年,が約8割,約6割5分を占める。
 これを,諸外国と比較すると,少年の割合は,イギリス42.2%,ドイツ20.7%,アメリカ18.4%,フランス14.6%,韓国5.1%といずれも低く,比較的少年の割合が高い強盗ですら韓国39.2%,,ドイツ35.4%,フランス25.6%,アメリ力24.8%である。