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 平成 元年版 犯罪白書 第3編/第1章/第2節/4 

4 女子少年の非行

 III-6表は,最近5年間における交通関係業過を除く女子少年刑法犯の検挙人員を罪名別に示したものである。これによると,昭和63年の女子少年検挙人員総数は,5万505人で,前年に比べて7,006人増加している。罪名別に見ると,窃盗が4万4,067人で,総数の87.3%を占め,男子(72.9%)に比べて高い比率となっている。

III-6表 交通関係業過を除く女子少年刑法犯の罪名別検挙人員(昭和59年〜63年)

III-7表 性の逸脱行為で補導された女子少年の態様別人員(昭和59年〜63年)

 III-7表は,最近5年間における性非行等(性の逸脱行為)で補導された女子少年の態様別人員を示したものである。昭和63年における補導人員総数は7,276人で,前年より950人(11.5%)減少している。なお,学職別に見ると,学生・生徒が3,794人(52.1%)で最も多く,次いで,無職少年が2,574人(35.4%),有職少年が908人(12.5%)となっている。