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 昭和59年版 犯罪白書 第4編/第1章/第2節/1 

第2節 少年非行の特質と背景

1 窃盗の増加

 増加を続ける少年非行の中で,昭和58年における窃盗の触法少年を除く検挙人員は14万7,484人(前年に比べ2.7%増)に達し,交通関係業過を除く刑法犯検挙人員の74.9%と圧倒的多数を占めている。
 IV-3図は,昭和58年の窃盗事犯少年の手口別構成比を示したものである。58年においては,万引きが36.2%で最も多く,次いで,オートバイ盗が23.1%であり,自転車盗13.6%,自動車盗3.5%などの順となっている。

IV-3図 窃盗事犯少年の手口別構成比(昭和58年)