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 昭和55年版 犯罪白書 第1編/第2章/第1節/1 

第2章 各種犯罪の動向

第1節 薬物犯罪

1 概  況

 麻薬事犯(麻薬取締法,あへん法及び大麻取締法の各違反)と覚せい剤事犯(覚せい剤取締法違反)について,最近10年間の検挙人員(警察及び麻薬取締官等によって検挙された人員)の推移を見ると,I-8図のとおり,麻薬事犯は,昭和45年の1,208人から54年の1,684人へ35.8%増加し,覚せい剤事犯は,同じ期間に1,618人から1万8,552人へ約11倍に激増している。

I-8図 麻薬・覚せい剤事犯検挙人員の推移