令和4年における外国人事件(外国人が被告人となった事件)の通常第一審での有罪人員は、4,077人(前年比14.7%減)であり、有罪人員総数に占める比率は、9.4%であった(司法統計年報及び最高裁判所事務総局の資料による。)。
令和4年における被告人通訳事件(被告人に通訳・翻訳人の付いた外国人事件をいう。以下この項において同じ。)の終局人員は、3,471人(前年比15.9%減)であった。通訳言語は31に及び、内訳を見ると、ベトナム語が1,209人(34.8%)と最も多く、次いで、中国語691人(19.9%)、タイ語259人(7.5%)、タガログ語239人(6.9%)、ポルトガル語188人(5.4%)、英語162人(4.7%)、シンハラ語129人(3.7%)の順であった(最高裁判所事務総局の資料による。)。
令和4年における被告人通訳事件の通常第一審での有罪人員(懲役・禁錮に限る。)は、3,162人(前年比16.2%減)であり、全部執行猶予率は、全罪名では86.3%、入管法違反を除くと77.9%であった(最高裁判所事務総局の資料による。)。なお、4年における被告人通訳事件で、一部執行猶予付判決の言渡しを受けた人員は、2人であった(CD-ROM資料4-9参照)。