6-1-4-1表は,強盗,窃盗,詐欺,恐喝,横領及び遺失物等横領(被害者が法人その他の団体である場合を含む。以下この節において「財産犯」と総称する。)について,認知件数(被害者がない場合を含む。)及び被害額の推移(最近10年間)を見たものである。令和2年の被害総額は,約1,267億円(現金被害額は約870億円)であり,これを罪名別に見ると,詐欺によるものが財産犯による被害総額全体の50.5%を占め,次いで,窃盗によるものが39.6%であった。同年の現金被害額は,詐欺によるものが最も多く,財産犯による現金被害総額の3分の2以上を占めている。