平成29年に地方裁判所で終局処理がされた通常第一審事件のうち,公判前整理手続に付された事件の人員は1,172人であり,期日間整理手続に付された事件の人員は181人であった(司法統計年報による。)。
平成29年に公判前整理手続に付された事件の地方裁判所における審理期間の平均は10.8月であり,平均開廷回数は5.1回であった(司法統計年報による。)。
また,公判前整理手続に付されずに公判を開いた後,罰条の変更等により裁判員裁判対象事件となったものを除き,平成29年に第一審で判決を受けた裁判員裁判対象事件における公判前整理手続の期間(公判前整理手続に付された日から同手続終了日まで)の平均は8.3月であり,公判前整理手続期日の回数については,平均は5.7回で,6回以上の割合は40.4%であった(最高裁判所事務総局の資料による。)。