4-8-2-4図は,外国人による特別法犯(平成15年までは交通関係4法令違反を除き,16年以降は交通法令違反を除く。以下この項において同じ。)の送致件数及び送致人員の推移(平成元年以降)を,来日外国人とその他の外国人の別に見たものである。来日外国人による特別法犯の送致件数及び送致人員は,いずれも,16年に過去最多を記録した後,24年まで減少し,25年から2年連続で増加していたが,27年は,送致件数4,850件(前年比12.6%減),送致人員3,855人(同21.4%減)であった。
平成27年の来日外国人による特別法犯の送致件数を罪名別に見ると,入管法違反の構成比が65.0%と大半を占めている。同法違反のほか,主な罪名・罪種について,送致件数の推移(最近10年間)を見ると,4-8-2-5図のとおりである。入管法違反の送致件数は,17年から減少し,25年から2年連続で増加していたが,27年は3,154件(前年比18.2%減)であった(CD-ROM参照)。同年における同法違反の送致件数を違反態様別に見ると,不法残留が1,793件と最も多く,次いで,偽造在留カード所持等(偽造在留カード行使及び提供・収受を含む。)369件,資格外活動351件,旅券等不携帯・提示拒否(在留カード不携帯・提示拒否を含む。)307件,不法在留153件の順であった(警察庁刑事局の資料による。)。