不法残留等の入管法違反者に対しては,我が国から退去させる退去強制手続(出国命令手続を含む。以下この項において同じ。)が執られることになる。平成27年に入管法違反により退去強制手続が執られた外国人は,1万2,272人(前年比14.9%増)であった。これを違反事由別に見ると,不法残留が9,982人(構成比81.3%)と最も多く,次いで,不法入国752人(同6.1%),資格外活動399人(同3.3%)の順であった(法務省入国管理局の資料による。)。