暴力団関係者(犯行時に暴力団対策法に規定する指定暴力団等に加入していた者及びこれに準ずる者をいう。以下この項において同じ。)の入所受刑者人員の推移(最近20年間)は,4-3-3-2図のとおりである。平成26年の入所受刑者中の暴力団関係者について,その地位別内訳を見ると,幹部498人,組員1,057人,地位不明の者196人であった(矯正統計年報による。)。
平成26年における入所受刑者中の暴力団関係者の年齢層別構成比を見ると,40歳代の者が39.1%で最も高く,以下,30歳代(24.5%),50歳代(17.2%),60歳以上(10.1%),20歳代(8.9%),19歳以下(0.2%)の順であった(矯正統計年報による。)。
平成26年の入所受刑者を暴力団関係者とそれ以外の者とに分けて罪名別構成比を見ると,4-3-3-3図のとおりである。暴力団関係者は,それ以外の者と比べ,覚せい剤取締法違反,傷害,恐喝の構成比が高く,窃盗は相当低い。
平成26年の入所受刑者を暴力団関係者とそれ以外の者とに分けて懲役刑の刑期別構成比を見ると,4-3-3-4図のとおりである。
平成26年の入所受刑者を暴力団関係者とそれ以外の者とに分けて入所度数別構成比を見ると,4-3-3-5図のとおりである。暴力団関係者は,それ以外の者と比べ,再入者の比率が高い。