国連は,昭和36年(1961年)の麻薬に関する単一条約,昭和46年(1971年)の向精神薬に関する条約に引き続き,昭和63年(1988年),麻薬及び向精神薬の不正取引の防止に関する国際連合条約を採択した。我が国は,これらの条約を締結し,国内法を整備したほか,国連薬物犯罪事務所(UNODC:United Nations Office on Drugs and Crime)が中心となって取り組んでいる国際的な薬物犯罪対策への協力にも力を入れている。