6-5-2-1図は，女子の出所受刑者（仮釈放又は満期釈放により刑事施設を出所した者に限る。以下この節において同じ。）の人員及び仮釈放率の推移（最近20年間）を見たものである。女子の仮釈放率は，平成7年から22年まで緩やかな低下傾向にあったが，23年に上昇に転じ，24年は74.4％であった（前年比4.1pt上昇）。なお，女子の仮釈放率は男子に比較して一貫して高く，24年は22.8pt高かった（CD-ROM参照）。

6-5-2-1図　女子出所受刑者人員・仮釈放率の推移

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最近10年間の女子の仮釈放率を罪名別に見ると，覚せい剤取締法違反は80％前後で推移しており，窃盗は70％前後で推移している。また，最近10年間の女子の仮釈放率を年齢層別に見ると，20歳代の者では80％前後，40歳代の者では75％前後，65歳以上の者では60％前後でそれぞれ推移しており，年齢層が高い者ほど仮釈放率は低くなる傾向にある（法務省大臣官房司法法制部の資料による。6-5-2-1図 CD-ROM参照）。