6-4-2-1図は,女子の少年院入院者の人員(非行名別)及び女子比の推移(最近20年間)を見たものである。女子の少年院入院者の人員は,平成13年までは増加傾向にあったが,その後減少傾向にあり,24年は292人であった。男子の少年院入院者の人員も減少傾向にあるが(3-2-4-1図参照),女子の減少の程度がより大きく,女子比は緩やかな低下傾向にある。
非行名別に見ると,平成17年までは覚せい剤取締法違反が最も人員が多かったが,その人員が総数に占める割合は低下している。18年以降は,覚せい剤取締法違反の人員は減少し,窃盗又は傷害・暴行の各人員と同程度であり,24年は,傷害・暴行が77人と最も多く,覚せい剤取締法違反は54人であった。また,ぐ犯の人員が総数に占める割合は,1割から2割の間で上昇と低下を繰り返している。