4-6-4-1図は,仮釈放者及び保護観察付執行猶予者について,有前科者(罰金以上の刑に処せられたことがある者をいう。以下この項において同じ。)の保護観察開始人員及び有前科者率(保護観察開始人員に占める有前科者の人員の比率をいう。以下この項において同じ。)の推移(最近10年間)を見たものである。有前科者の人員は,仮釈放者で,平成17年以降減少傾向にあったが,23年は若干増加した。保護観察付執行猶予者では,14年から20年にかけて減少傾向にあった後,横ばいとなっている。有前科者率は,いずれでも,緩やかな上昇傾向が見られる。