平成23年における一般刑法犯の検挙人員30万5,631人のうち,精神障害者は1,533人(前年比15.6%増),精神障害の疑いのある者は1,558人(同0.1%増)であり,精神障害者等(精神障害者及び精神障害の疑いのある者をいう。以下この節において同じ。)の比率は,1.0%であった。
4-5-1-1表は,平成23年における精神障害者等による一般刑法犯の検挙人員を罪名別に見たものである。罪名別の検挙人員は,窃盗が最も多く,精神障害者等の総数3,091人の39.9%を占めている。また,罪名別検挙人員総数中に占める精神障害者等の比率は,放火(22.4%)及び殺人(14.3%)において高かった。