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平成22年版 犯罪白書 第7編/第1章/1節/5

5 検挙人員

7‐1‐1‐9図は,重大事犯について,男女ごとに,年齢層別検挙人員の推移(最近30年間)を見たものである。年齢層別に見ると,殺人及び放火で,50歳以上の検挙人員が多く,また,近年,65歳以上の高齢者の検挙人員が大幅に増加している(第3編第4章第1節参照)。他方,傷害致死,強盗及び強姦では,30歳未満の若年者の検挙人員が多い。平成21年の検挙人員の女子比は,殺人20.2%,傷害致死8.7%,強盗7.1%,放火21.1%であり(一般刑法犯全体では21.1%),強盗で,近年,女子の検挙人員が顕著な増加傾向にあり,女子比もこれに伴って上昇している。

7‐1‐1‐9図  年齢層別検挙人員の推移(罪名別)