前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択

平成22年版 犯罪白書 第4編/第5章/1

第5章 外国人非行少年の動向と処遇

1 外国人犯罪少年の動向

4‐5‐1図は,検察庁における外国人犯罪少年の家庭裁判所送致人員(一般刑法犯及び道交違反を除く特別法犯に限る。)の推移(最近17年間)を来日外国人少年とその他の外国人少年の別に見たものである。

4‐5‐1図  外国人犯罪少年の家庭裁判所送致人員の推移

来日外国人犯罪少年について,平成21年における送致人員を国籍等別に見ると,フィリピン299人(22.1%),ブラジル298人(22.1%),中国(香港(中国政府発給旅券所持者に限る。)及び台湾を含む。)213人(15.8%),韓国・朝鮮199人(14.7%),ペルー124人(9.2%),ベトナム42人(3.1%)の順であった。また,罪名別に見ると,窃盗726人(53.8%),横領(遺失物等横領を含む。)261人(19.3%),傷害103人(7.6%),強盗50人(3.7%)の順であった(検察統計年報による。)。