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第2節 起訴と刑事裁判 1 検察庁での処理状況 平成21年における逆送事件(家庭裁判所から検察官に送致された事件)の検察庁処理人員を罪名別・処理区分別に見ると,4‐3‐2‐1表のとおりである。逆送事件の97.5%が起訴されているが,そのうち公判請求された者の比率は9.6%である。この比率が低いのは,逆送事件の約9割を占める道交違反において略式命令請求された者がほとんど(96.4%)であるためであり,一般刑法犯及び道交違反を除く特別法犯では,公判請求された者の比率は89.3%(一般刑法犯では93.8%,道交法違反を除く特別法犯では52.0%)であった。 4‐3‐2‐1表 逆送事件 検察庁処理人員(罪名別・処理区分別) |