前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択

平成22年版 犯罪白書 第4編/第1章/第2節/3

3 交通犯罪

(1)一般的動向

少年による道路交通法違反の取締件数(軽車両以外の車両等によるものに限る。)は,昭和60年に193万8,980件を記録した後,減少傾向にあり,平成21年は31万7,664件(前年比3.3%減)であった(警察庁交通局の資料による。)。

4‐1‐2‐3図は,平成21年における少年による道交違反事件について,告知事件(交通反則通告制度に基づき,反則事件として告知された事件)及び送致事件(非反則事件として検察庁に直接送致される事件)ごとに,取締件数の違反態様別構成比を見たものである。送致事件では,無免許運転の構成比が30.0%と最も高く,成人(5.6%)と比べても著しく高い(警察庁交通局の資料による。)。

4‐1‐2‐3図  少年による道交違反 取締件数の違反態様別構成比

(2)暴走族

暴走族の構成員数及びグループ数の推移(最近10年間)は,4‐1‐2‐4図のとおりである。構成員数は減少傾向にあり,グループ数も平成15年以降減少している。

4‐1‐2‐4図  暴走族の構成員数・グループ数の推移