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平成22年版 犯罪白書 第3編/第1章/第1節/3

3 退去強制

不法残留等の入管法違反者に対しては,我が国から退去させる退去強制手続(出国命令手続を含む。以下この項において同じ。)が執られることになる。平成21年に入管法違反により退去強制手続が執られた外国人は,3万2,661人(前年比17.1%減)であった。これを違反事由別に見ると,不法残留が2万5,503人(78.1%)と最も多く,次いで,不法入国5,373人(16.5%),資格外活動810人(2.5%)の順であり,対象者の国籍等別では,中国(29.2%),フィリピン(19.5%),韓国(12.0%)の順であった(法務省入国管理局の資料による。)。