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第5節 保護司,民間協力者及び団体と犯罪予防活動 1 保護司 保護司は,全国を883(平成22年4月1日現在)の区域に分けて定められた保護区に配属され,保護観察の実施,犯罪予防活動等の更生保護に関する活動を行っている。 保護司の人員,女性の比率及び平均年齢の推移(最近30年間)は,2‐5‐5‐1図のとおりである。保護司の定数は,保護司法(昭和25年法律第204号)により5万2,500人を超えないものと定められているが,平成22年1月1日現在,保護司の人員は,4万8,851人である。そのうち,女性は,1万2,585人(25.8%)であり,女性の比率は,ほぼ一貫して上昇している。保護司の平均年齢は,同日現在,63.6歳である(法務省保護局の資料による。)。 2‐5‐5‐1図 保護司の人員・女性比・平均年齢の推移 平成22年1月1日現在における保護司の年齢層別及び職業別構成比は,2‐5‐5‐2図のとおりである。年齢層別では,60歳以上で74.9%を占め,40歳代以下は5.1%である。職業は,無職(主婦を含む。)が最も多く,次いで,会社員等であるが,宗教家,商業・サービス業も比較的多い。 2‐5‐5‐2図 保護司の年齢層別・職業別構成比 |