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平成22年版 犯罪白書 第2編/第4章/第1節/2

2 刑事施設の収容率

刑事施設の収容率(年末収容人員の収容定員に対する比率)の推移(最近20年間)は,2‐4‐1‐2図のとおりである。収容率は,平成5年から14年に大幅に上昇したが,17年から毎年低下し続けている。21年末現在において,収容率は,収容定員9万354人(このうち既決の収容定員は7万2,311人)に対し,83.3%(既決92.8%,未決45.3%)であり,収容人員が収容定員を超えている刑事施設(本所に限る。)は,77施設中20施設(26.0%)であった(法務省矯正局の資料による。)。なお,刑事施設の職員一人当たりの被収容者負担率(刑事施設全体の一日平均収容人員を職員定員で除した数値)は,10年の3.04から18年には4.48まで上昇し,21年も4.04と高い水準にある(法務省矯正局の資料による。)。

2‐4‐1‐2図  刑事施設の収容率の推移