第3編 各種犯罪者の動向と処遇
第1章 外国人犯罪者
第1節 外国人の出入国動向
1 外国人新規入国者 外国人新規入国者数は,増加傾向にある。平成17年は,612万709人(前年比11.1%増)となり,初めて600万人を上回った(出入国管理統計年報による。)。 平成17年の外国人新規入国者の国籍等を地域別に見ると,アジア地域が全体の67.7%を占め,次いで,北アメリカ,ヨーロッパ,オセアニア,南アメリカ,アフリカの順であった。国籍等の内訳を見ると,前年同様,韓国が160万7,457人(26.3%)で最も多く,次いで,台湾124万8,248人(20.4%)米国74万6,921人(12.2%)中国(台湾及び香港を除く。以下,本節において同じ。)46万3,273人(7.6%)の順であった(出入国管理統計年報による。)。 また,これを在留資格別に見ると,観光等を目的とする短期滞在が全体の93.9%を占め,次いで,興行(1.6%),研修(1.4%),定住者(0.6%),日本人の配偶者等(0.4%),留学(0.4%),就学(0.3%)の順であった(法務省入国管理局の資料による。)。 外国人登録人員は,年々増加しており,平成17年12月31日現在,201万1,555人(前年同日現在比1.9%増)であり,初めて200万人を上回った(出入国管理統計年報による。)。
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