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 平成16年版 犯罪白書 第4編/第2章/第5節/2 

2 少年受刑者の収容状況及び特徴

 少年新受刑者数は,少年受刑者についての統計が開始された昭和41年には1,021人であったが,45年には403人,50年には173人,61年には99人と減少傾向を示し,平成8年には41人となった。その後は小幅な増減を繰り返しており,15年には,前年の87人から減少して68人となった。68人の全員が男子であり,その年齢別構成比は,4-2-5-1図のとおりである。前年と同様,15年についても,16歳未満の少年受刑者はいなかった。
 4-2-5-2図は,その刑期別構成比を示したものである。前年は少年新受刑者87人中83人が不定期刑であったが,平成15年は少年新受刑者68人の全員が不定期刑である。
 刑の種類別では,前年同様,全員が懲役刑である。
 罪名別に見ると,刑法犯が63人,特別法犯が5人である。刑法犯のうち,最も多いのは傷害で16人(傷害2人,傷害致死14人),次いで,強盗が15人(強盗2人,強盗致死傷9人,「強盗強姦・同致死」4人),「強姦・同致死傷」が10人,業務上過失致死傷が7人,危険運転致死傷が6人となっている。なお,殺人は2人である(矯正統計年報による。)。

4-2-5-1図 少年新受刑者の年齢別構成比

4-2-5-2図 少年新受刑者の刑期別構成比